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セカンドステージへ
W選挙は完全勝利しました。
我々のような生まれて間もなく組織力のない政党に対し、あのような大きなご支持をいただいたことは、素直に嬉しく感謝に堪えない気持ちでいっぱいです。我々は、これまでは「ふぁっとした民意」に支えられ党勢を伸ばしてきました。したがって、その勢いは投票率に大きく左右されるものでした。しかし、今回の投票率は前回に比べ決して高くはないものでした。知事選は45.47%で市長選は50.51%と、前回に比べ知事選は7.41ポイント、市長選では10.41ポイントも下がりました。
また、維新の原点回帰として立ち上げた国政政党『おおさか維新の会』でしたが、第三者から見れば泥沼の分裂騒動に映ったと思います。それなのに、知事選は反維新系候補1,051,174票(得票率33.3%)に対し、松井一郎候補は2,025,387票(同64.1%)と、100万票近い差をつけWスコアとなりました。一方、市長選は反維新系候補が406,595票(同38.5%)に対し、吉村洋文候補は596,045票(同56.4%)と、こちらは20万票近い大差をつけました。
まさに、報道のとおりの「圧勝」劇でした。
私は、この勝因の背景に維新の固定支持層の存在があると思っています。もちろん、選挙後の様々な分析にもある自共共闘への批判、そして大阪戦略調整会議(大阪会議)の失政など敵失効果もあったでしょう。しかし、今回のW選のスローガン「過去に戻すか、前に進めるか。」に凝縮しているように、かつての大阪での天下りや職員厚遇問題、そして二重行政に象徴される府市合わせ(不幸せ)に戻すのか、あるいは性急が故に時にハレーションを生むことがあっても改革で前に進めるのか、この二者択一を我々が有権者へ地道に訴えた結果が身を結んだと認識しています。
ただ、今回の低投票率など我々にも責任を考察する必要があると思っています。それは、大阪会議に代表されるように、政争に終始するように映った政治スタイルです。我々は、これまで大阪の再生を第一に、徹底的に議会改革や公務員改革、教育改革、財政改革、そして成長戦略に取り組んできました。これからは、「大阪維新セカンドステージへ」突き進むとともに、より議論や対話を通じ新たな価値を見出していくことをお約束します。